家庭や個人の中にも心理的安全性って必要だよ

 

こんばんは。
アクアとおんの石川美樹です。

36℃超えの1週間を終え、最近は少しだけ気温が下がっていますが、まだまだ夏はこれからが本番!! さぁ、元気に楽しい夏を過ごしていきましょう。

さて本日は、

家庭や個人の中にも心理的安全性って必要だよ

というタイトルでお届けします。


最近、ビジネスの現場で「心理的安全性」が大事だと言われ始め、職場環境の中でどうやって心理的安全性を作っていくかなどの研修が多く行われています。

心理的安全性とは、他人の反応に怖がったり、恥ずかしいと感じたりすることなく、自然体の自分を隠さずすべてオープンにできるような穏やかな雰囲気のある環境ののことで、2012年にGoogle社のリサーチチームが、チームのパフォーマンスを向上させるためには心理的安全性を高めることだ、と発表して以来、「心理的安全性」はチームの生産性を向上させる方法として大きな注目を集めています。(カオナビ人事用語集より抜粋)


大企業のGoogleが発表したことで、職場環境の中での心理的安全性が注目されていますが、当たり前ですが、企業の一員である個人は、家庭という小さい社会の中にもいるわけで、家庭での《心理的安全性》ってとってもとっても重要なのです。

その家庭では、夫と喧嘩ばかりでいつも孤独であったり、部屋がごちゃごちゃすぎて安心安全を感じるそもそもの場所がないとか、幸せなはずなのに「心の中の《安全》と感じる何かに欠けている、、、」状態だと、どんどん「心理的安全」な状態から離れていってしまいます。

特に幼少期は、《安心安全》な養育環境のもとで心身は健全に成長していくと言われており、それは養育者との関係や経験が重要です。

心理学の学派の中で、その表現の仕方はさまざまですが、

ユングやフロイトなどで有名な精神分析では、
「幼少期の体験がトラウマとしてこころの抑圧になる」と言っていますし、


交流分析では、
「幼少期の体験が、その人の人格形成に重要な働き
をする」と表現され、

アタッチメント理論では,
「養育者との関係が後々の発達に影響する」

※(このあたりのお話は、2時間で学べる石川式インナーチャイルド「こころの仕組みワークショップでお話しさせていただいてます)

 

新しい理論ですと、ボリヴェーガル理論の中では、心身に変革を起こすには「安全」と「絆」だと言っています。心理的安全性が、生きる上での土台となっていないと、足が3本の椅子に座っているようで、ぐらぐらして、人生が不安的になっちゃんですよね。


では、その家庭での《心理的安全性》はどうしたらいいの?

と思った方。


まずは、

自分自身に、

「私はこの家庭で「安心安全を感じているか?」と問いてみてください。

もしその回答がNOであれば、

「なぜ、私は安心安全を感じることができないのだろうか?」


と、さらに問い続けて見てください。

その答えは、

・夫に否定ばかりされているから
・自分の部屋がないから
・何事も自分一人で頑張って生きないとダメだから
・安心なんて感じたら、怠けてしまうから
・自分の自由な時間が取れないから
・ただ漠然と感じている
・幼少期から家庭に居場所はなかったから、大人になってもなんとなく居場所がないと感じてしまうから

本当にさまざまな答えが出てくると思いますが、もし簡単にちょっとした工夫で家の中に安心安全の《空間》が作れるなら、そんな空間から作ってみるのもいいでしょう。


例えば椅子一つ分でもいいので、《ここは私の安心安全のスペース》として、そこの大好きなアロマオイルを置いてみたり、柔らかいぬいぐるみを置いて抱いてみたり、フカフカのクッションに座ってみたり、

「ここだけは私の安心安全のスペースです」

という場所を作ってみるのも一つの方法です。


しかし、自分ではどうしても改善することのできない、夫との確執だったり、一人で緊張しながら頑張ってきたこころの癖からくるものだったり、幼少期のこころの傷だったりすれば、無意識の中にある隠れた、安心安全を感じることができない何かを見つける作業が必要かもしれません。


そんな時は、ぜひ、心理セラピストというプロの手にかかってみてください。

もし幼少期のこころの傷であったとしても、過去にあった《事実》は変えられませんが、それを記憶しているこころや身体の細胞に閉じ込められているインナーチャイルドを見つけだし、閉じ込めてしまった感情を意識下にのぼらせたり、反応を解除することで、また自律神経を鍛えることで自分自身の中で《心理的安全性》を新しく成長させていくことができます。


また、すでにカウンセリングなどにかかっている方。
そのカウンセラーが「安心安全」を表現してくれていますか?

カウンセリング室の環境が安心安全を感じさせてくれていますか?
例えば、幼少期にお仕置きで押し入れに閉じ込めれた人は、カウンセリングルームに窓がないと無意識に恐怖を感じてしまったりします。


今日のメルマガを読んで気になる方は、まず、


「私にとっての安心安全ってなんだろう?」
「私には安心安全があるだろうか?」

など、まずは少しだけでも考えてみてください。
たくさん考えなくていいですよね。

もし「私には《ない、もしくは足りない》ないなぁ」と思った方は、だから「ダメ」なのではなく、

安心安全を、

【どう作っていこうか?】

 

と、意識を動かしてみてください。
この視点の移動だけでも、すでに安心安全に脳の神経回路が再構成をしていき、一歩前に進んでいくんです。

でも、どうしても一人ではなかなか難しいなと感じた方は、風邪をこじらせたらお医者さんに相談するように、ぜひプロの心理セラピスト(心理カウンセラー)、もちろん、安心安全を提供してくれるセラピストに相談してみてくださいね。


本日は、

【家庭や個人の中にも心理的安全性って必要だよ】

というテーマでお届けしました。

では、また次回のメルマガをお楽しみください。

 

 

 

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