どうぞ嫌ってくださいと思えたら

2021年3月1日 メルマガにて配信

 

こんばんは。

アクアとおんの石川美樹です。

 

早いもので3月に突入ですね。そしてあっという間に新型コロナ騒ぎから1年が経ってしまいました。

その間大きく生活スタイルが変化し、まだまだ追いついていけない感覚がある方が多いのではないでしょうか? 私もその一人です、、、、。

 

普段は自然派な生き方をしているので基本PCの前で固まっての仕事は不得意で、現在のほとんどが画面前である今、まだまだ調子が掴めないままでいます。いつもなら気晴らしに旅に出るのですが、今は旅に出ることもできず、近所のウォーキングのみで小さな楽しみを見つけています。最近は河津桜が綺麗なお宅が近所にあることを発見し、その桜に結ばれた短冊には「孫娘が産まれた時に植えた桜です。その孫娘も4月から社会人です!!」と書いてあり朝からほっこりさせられました。

遠くに旅に行かなくても癒しって近所にあるんだぁ。と改めて幸せな気持ちになりました❤️

 

 

 

さて、今の私には「本当は旅してゆっくりしたいのにできない」という思いがありますが、このように、

 

「〜〜はしたいのに〜〜できない」

 

というストレスがある時、そのできないことや、嫌なこと、そんな境遇の私など、全てを一度受け入れることをすると、その先に選択肢が広がる時があります。これは良いところを見るようにするプラス思考とは少し違い、あえて【嫌】を受け入れてみるのです。

 

 

 

本日は、【嫌われること】を非常に怖がっていたAさんのお話しをしてみたいと思います。

 

 

 

「どうぞ嫌ってください」と思えたら

 

クライアントのAさん。人から嫌われることを非常に恐れているので、職場ではいつも人の顔色を伺い、それに疲れ果てているとのことでした。もっと「楽に生きられるようになりたい」と個人セッションを受けることになったのですが、最初は、

 

 【嫌われない自分になる】ため、

 

 

もっと、自信を持てるようになりたい。

= 自信のない私

 

もっと、能力の高い私になりたい。

= 能力の低い私

 

もっと、人に対して優しく接することができる自分になりたい。

= 人に高圧的に接してしまう私

 

もっと、感情の起伏を減らしたい。

= 感情がブレまくる私

 

もっと、だらだらしないでやるべきことはやれる自分になりたい。

= だらだらしてやるべきことやらない私

 

 

など、嫌われる原因となるようなダメな自分を羅列して、

 

「ここを治してください、ここを改善できるようにしてください」と、

 

【嫌われないため】のダメ探しばかりに目を向けていたんですね。

 

 

 

もちろん、嫌われるだろう原因を取り除くために「もっと」を付け加えていくことも一つの方法としては良い部分もあるのですが、もっとを付け加える度に【ダメな自分】が強化され、結局ダメな自分探しの旅に出てしまうこともあるのです。

 

しかし、そのもっとが手に入りそうになると「まだここがダメだから、、、」とか、

違うもっとが手に入りそうになると別の何かが「まだあれがダメだから、、、」とか、

 

 

結局、もっとを付け加える作業自体が、嫌な原因を取り除くどころか、もっとダメな自分を付け加える作業になってしまっているのです。

 

 

 

さぁ、このようなネガティブループに陥った時、一度取り除きたい原因、Aさんの場合は【嫌われること】を受け止める、受け入れることをしてみると大きく改善することがあります。

 

しかし、怖いことを受け入れることはこころの抵抗にあってしまうことが多く、受け入れるイメージができない人が多くいるのも事実です。

 

 

 

例えば「嫌いなゴキ●●を受け入れろですって〜〜? そんなことしたくありません」と、、、。

 

しかし、これは嫌いなゴキ●●は嫌いなままでいいんです。嫌いなゴキ●●が出てきた時にギャーっと叫んでもいいんです。ただその後、今までのように逃げるのではなく「よっしゃ〜!」と、【ゴキ●●が嫌いな私を受け入れる】から、その後、その嫌いなゴキ●●をどう対処しようかと、それに対応できる自分が出てくるのです。

 

 

 

このようにどんな自分でも、この場合は、

 

 

 

【嫌われている自分を、自分だけは受け止める!!】

 

 

 

が生まれると、あれれ???怖かったものが実はそれほど怖いことでなかったり、怖くてもすぐ流れていったり、嫌う相手の方が原因だよね?と自分を責める気持ちが減ったりしていくのです。

 

このような状態を心理学用語では「メタ認知」が生まれると言います。

恐怖が大きい場合やストレスが重なっている時は視点が狭まくなり、実際こころも狭い視点でしか捉えることができなくなっています。しかし受け入れることをするとその視線が変化し、大きく俯瞰して見ることができるようになるのです。

 

 

 

Aさんは数回のセッション後、

 

「どうぞ嫌ってください!」って思えるようになったら、本当に不思議なんですけど、周りに優しく接することができる自分になっていたのです。 いつも私に冷たく当たってくる同僚の態度がなぜだか変化し、私の中の感情も、台風の大波からさざ波になり、まわりの状況がきちんと見えるようになってきました。

 

今まで周りに気をつかってばかりいたと思っていましたが、実は自分のことばかり考えていたんだなぁって気付きました。その気づきって「無理していろんな自分になろうとしない方が手に入るのね」ということです。今はとっても楽で不思議な気分です!!

 

 

そうなんです。

 

「もっともっともっと、、、、、、、」

 

と思っている時には手に入らなかったものが、どうぞ嫌ってくださいと思たらそれが手に入った。実は青い鳥は自分の肩にいた!! そんな感覚ですね。

 

 

 

もし、「私も青い鳥に気付きたい!」と思われた方は、まずは「インナーチャイルドこころの仕組みワークショップ」や、体験個人セッションを受けてみてくださいね。

 

 

 

しかし、

 

 

 

まずは、どんな自分でも、

 

【自分だけは受け止める!!】ことをぜひ一度取り入れてみてくださいね。

 

 

 

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