2019年4月4日メルマガにて配信
こんばんは。
アクアとおんの石川美樹です。
東京・神奈川では桜が満開ですね。
毎年見事な桜を披露する近所の公園は、
なんと剪定の影響でボツボツとしか咲いてません。
とっても残念、、、、、涙
さて、本日のメルマガは、
「 まず相手のことを考えなさい!」と怒っている母親をみて
というタイトルでお届けしようと思います。
喫茶店で私が遭遇したとある場面です。
その喫茶店はスイーツ系の品揃えも豊富で、休日などは家族連れも多く訪れる場所です。
今は春休みだからかな、
ランチ時間は満席で、待合い用の長椅子にも入り口付近にも多くの方が待っています。
長椅子では、一人でも多くの人が座れるように詰めあっていたのですが、
その真ん中あたりに座っていた2歳くらいの男の子が、
大きな声で「狭い~~、狭い~~~」とわめき始めたのです。
彼の前に立っているお母さんは、だだをこねる息子に、
「おとなしく座ってなさい」と叱っていたのですが、
その子のヤダヤダの声は大きくなるばかりでした。
お母さんが何度注意しても彼の訴える声は止まらないので、
そのお母さんは大きな声と強い口調でこのように叱りだしたのです。
「ママはいつもなんて言ってる?
『まず、相手のことを考えない』
って言ってるでしょ。
みんな狭いけど我慢してるんだよ。
いつもいつも言ってるでしょ~~!
『まず、相手のことを考えない』
なんでそれができないの
(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)」
と、始まったのです。
しかし男の子の機嫌は収まるどころか、
余計にぎゃーっとなって暴れ出しちゃったのです。
あちゃ、、、、、、。
お母さん、、、、、。
あなたが、「まず、相手のことを考えて」話していますか?
もしあなたが2歳くらいの子供なら、
お母さんに、どのように話して欲しいかな?
たとえ、相手のことを考えられずわがまま言ってしまった時でも、
お母さんにはどのように注意して欲しいかな?
怒りを込めた口調で、できななかったことを責め立てられたいかな?
このお母さん、息子が、狭い狭いと大声で周りに迷惑をかけていると思い、
自分の罪悪感を軽減するために、みんな前でこのような注意の仕方をしたのでしょう。
「(心の中で)すみません。私はちゃんと、『まず相手のことを考えなさい』
って教育してるんです。
ちゃんと教育してるんですよ。
ちゃんとやってるんですよ。
私は悪くないんですけど、
でもこの子が、この子が、、、、」
と、、、、。
【息子が公の場で騒いでいる = お母さんのしつけが悪い】
と思われることを避けたい。
この思いの方が強く、
息子が、本当の意味で「まず相手のことを考えられる」ようになるために言葉かけをするのでなく、
《自分の痛みを避けるため》にこのような対応になってしまったのでしょう。
では、ここで、
「まず相手のことを考える」ということを考えてみましょうか。
今日は《なんのために?》をポイントにしましょう。
お互いが理解し合える。
和がたもてる。
私も、あなたも、みんなも楽しくなる。
気持ちよく過ごせる。
楽しみや利益を共有できる。
このように、私も相手も心地よくなるために選択している場合と、
迷惑かけないため。
嫌われないため。
怒られないため。
自分の自信なさを隠すため。
私の大したことない考えが露呈しないため。
など、このように自分にとって心地よい選択ではなく、
上記の《痛みを避けるため》に、
【まず相手のことを考える】ことを選択してしまう人が意外と多いことに気付かされます。
主体は《嫌われたくない》。
そのために何をするのかの選択が、
【まず相手のことを考える】になっているのです。
日本人の素敵な特徴として、
和を大切にすることがありますが、
「まずは相手のことを考える」もそのひとつだと思います。
しかし、その素敵な特徴が、
《嫌われないため》に何かを選択をしてしまっている人が多いな~って感じます。
この《痛みを避ける選択》はとってもとってももったいない。
なぜかというと、心はストレスまみれだからです。
痛みという嫌なものに注視しながら避ける道を進んでいきますので、
避けてはいますが、心で見ているものは痛みの方です。
例えば、太るという痛みがある人が、太ることを避けるために食べない選択をしたとしましょう。
お腹が空いてくると、
「食べてはいけない、だって太るから。食べてはいけない、だって太るから」と、
太るという痛みで心はストレスまみれになってしまいます。
さぁ、あなたは、
「まず相手のことを考える」とき、
・私も相手も心地よくなるため
・嫌われないため(痛みを避けるため)
どちらを選びたいですか?
え? 私も相手も心地よくなるため、、、ですが、
でも、、、、、、つい、痛みを避ける選択になってる??
この、本当は心地よい方を選びたいのに、つい嫌われないために何かを選択していく心の癖は、
小さい頃の心の傷や、環境が影響していることが考えられます。
両親から味わった傷、いじめられた経験、先生など権力を持っている人からの抑圧・威圧など心の痛みや、
家庭という環境、学校という環境、社会という環境の中で、
多くの人がそうしているやり方から自然と学んでしまったこともあげられます。
その学びのひとつとして、
《嫌われる》という痛みを避けるために何をするかを考え、
《嫌われないため》に【まず相手のことを考えて】、
私に痛みが来ないように、先回りして自分を防御することを学んでしまったのかもしれません。
【まず、相手のことを考える】ということを、
「もしかして、私、、痛みとしてやってしまっている???」
と、思い当たる節がある方は、
「なんのために、まず、相手のことを考えるの?」と、
少し考察してみるといいと思います。
そして、その答えが、
自分の痛みとリンクしていたら、
少しだけ、小さい頃の心の傷、小さい頃の環境をヒントを探しに行くのもいいのかもしれませんね。
さていかがでしたか?
本日は、私の喫茶店での体験から、
【まず、相手のことを考える】を題材にインナーチャイルドを語ってみました。
三寒四温なこの春。桜を満喫してくださいね。
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