【石川美樹が目指すこころのホールネスとは 】
強さも弱さも、喜びも悲しみも、ポジティプもネガティブも全てを包含する丸ごとのこころ。 どんな出来事があっても立ち直れる、しなやかな心。 思い込みやとらわれから自由になり、 誰もが本来持っているホールネスを取り戻すことで、 あなたが望む未来へ向かうことができます。
【過去ではなく未来、癒しよりも行動変容】
生きづらさや、うまくいかない原因の多くは、過去のこころの傷にあります。 こころの傷が原因でホールネスが失われ、 望ましくないゴールに導く間違った行動をしてしまうのです。 その傷を癒すアプローチも大切ですが、 ただ癒されただけでは未来への新たな一歩につながりません。 石川美樹のメソッドでは、未来のゴールイメージを描き、 そこに向かうために、行動そのものを変えていくことを主眼とします。
【こころの誤作動をなおし行動を変える、オリジナルメソッド】
19年に渡り5400人以上のカウンセリングをした実績をもつセラビスト石川美樹が、 認知心理学、認知神経科学、社会心理学、脳科学、 NLP(神経言語プログラミング)などに基づいて体系化した独自のメソッドは、多くのクライアントに評価、 信頼をいただいています。 一人ひとりに、チームに、コミュニティにとっても、こころのホールネスを取り戻すことが、新しい時 代 を より良く生きるために大切です。
【こころのホールネスを取り戻すことで、あなたが望む未来へ向かうことができます】
この、こころのホールネスとはどんな状態なのでしょう?
こころのホールネスが保たれている状態→しなやか、調和、自由、軽やか、共にある
こころのホールネスが失われている状態→二項対立、硬さ、争い、歪み、孤独
2つの違いを絵でみてみましょう。
こころがホールネスの状態
こころがホールネスが失われている状態
こころのホールネスが失われている状態の時は、丸が歪んで、歪んだまま固くなってしまい、丸に戻れない状態です。ネガティブがボジティブを無理やり脇に押しやって大きく歪みを起こしている状態です。
一方、こころのホールネスが保たれている状態は、ポジティブとネガティブが調和しており、ときにネガティブ寄りになったとしても、その柔軟さから、元に戻るしなやかな力を発揮することができます。ボジティブかネガティブかの二項対立(全か無か、善か悪かという思考)ではなく、たとえば恋愛中はポジティブ9:ネガティブ1だったのが、失恋してネガティブ9:ポジティブ1になる、という風な変化もあるでしょう。それでもこころがホールネス状態であれば、多少の歪みは自然と調和した状態に戻ることができるのです。
こころの状態は、身体や行動にも影響を及ぼします。こころがホールネス状態のとき、人はエネルギーを最大限に発揮することができます。自然体で行動することができ、仕事も、人間関係も、恋愛も、きっと上手く行くはずです。
こころがホールネスの状態
こころがホールネスが失われている状態
私たちの思考と行動の96〜98%は記憶で作られると言われています。そのほとんどは「無意識」の記憶庫に格納されており、私たちが何か行動をしようとする時には、意識的にも無意識的にも記憶庫が精査され、行動が決められていきます。
その無意識の記憶の中に、苦しみにも近い「大きな痛み」が存在すると、こころは痛みを避けることを重要視しすぎ、バランスが失われます。そして元々はホールネス状態だった心に「歪み」を生じてしまうのです。
もちろん、痛みを避けることは、生きていく上での重要な戦略です。しかし、ホールネス状態のこころで痛みを避けることと、歪んだこころのまま痛みを避けることは全く違います。歪んだ心の状態では、バランスを崩しながら無理やり行動していることになり、日常生活や仕事、人間関係などにもひずみが生じます。その状態が続くことで「生きづらさ」を感じる人も少なくありません。
さて、先に述べた記憶の中にある「大きな痛み」ですが、こころのホールネスに大きな歪みをもたらす痛みの一つが「幼少期に傷ついたこころの記憶」だと石川は考えています。幼少期のこころの傷が大人の行動に影響を与えることを「インナーチャイルド」といいます(「インナーチャイルドとは」はこちら)。
この記憶自体がこころのホールネスを歪ませるというより、この傷から作られたセルフイメージや価値観、信念の歪みが、こころのホールネスの歪みとなることに気づいたのです。
(※石川は、スピリチュアルやヒーリング業界で言われているインナーチャイルドとは少し違う側面から捉えています)
なぜ今、こころがホールネスな状態であることが重要なのでしょう。
実はセラピストのセッションを通じて、
石川にはずっと気になっていることがあります。
昨今、前向きに生きよう、挑戦することが大切だなど、
ポジティブシンキング系の本が書店でベストセラーになっています。
そこでは「ポジティブ」が優秀で「ネガティブ」が
過剰に悪玉のように捉えられすぎてはいないでしょうか?
ポジティブな側面ばかりに注視しすぎて、
頑張ってポジティブシンキングをやろうとしすぎてはいないでしょうか?
それは逆にこころを追い詰めているように感じられます。
例えばこういうことです。
●行動面/前向きに生きよう、挑戦することが大切だ、折れない心を作る!
→ 頑張りすぎて疲れてしまう。
●情動/行動できないのは、「怖れ」があるからで、だからダメなんだ
→情動をなくそうとしすぎてしまう。
●感情/喜び、ワクワク、楽しいこそが素晴らしい!
→ そうなれない私を自分で責めてしまう。
反対の感情である悲しみ、怒り、落ち込みなど、嫌なことに注視しすぎる。
世の中の出来事やそれを感じる私たちは、
ボジティブもネガティブも全て含んでおり、
どこからがポジティブでどこからがネガティブとい境はない存在です。
全てが含まれそのバランスをとりながら生きていると言えます。
ポジティブとネガティブの二項対立は、
単純に「ポジティブは○、ネガティブは×」と決めつけてしまい、
ポジティブ思考信者になりすぎたり、
ネガティブを悪玉菌扱いしたりしがちです。
本来両方あっていいバランスが取れるはずのもののバランスが崩れている、
そんな人が多く見受けられます。
車の運転に例えると、バランスが取れている状態は、
全体を見渡しながら運転できる経験豊富で優秀なドライバーです。
優秀なドライバーは、全体の状況の中から、
目的地への道順を考えたり、危険を察知したり、回避したり、
バランスをとりながら楽しく安全に運転できます。
反対に運転初心者は、
サイドミラーやバックミラーを見る余力もなく前ばかり見たり、
ブレーキを頻繁に踏んでしまったり、
また怖さを知らないのでアクセルを踏みこんでしまい、
危険回避のためにブレーキに足を置くこと忘れたりして、
バランスが悪く自ら危険を招きかねません。
こころも同じです。
こころの力を最大限に発揮するには、
ポジティブな側面を伸ばすことももちろん重要ですが、
ネガティブな側面をないフリをして
見ないようにしても意味がありません。
ないフリをしてもネガティブは反発しようとします。
ネガティブとされる情動には危険を察知して
逃げて身を守る重要な機能があるので、
それを切り捨てようとするのは逆に危険なのです。
いま一度、全体を眺めてみましょう。
自分を取り巻く環境は、いい時もあれば悪い時もあります。
仕事で、自分の力を発揮できている時もあれば、
やりたくない仕事をやらされ辛い時もあります。
プライベートで、ライフワークが見つかりワクワクの時もあれば、
本当にやりたいことが見つからず迷子になっている時もあります。
恋愛で、幸せいっぱいな時もあれば失恋で苦しい時もあります。
しかし、どんな時でも、
バランスが取れた「こころのホールネス」の状態であれば、
本来一番力を発揮することができます。
ポジティブもネガティブも、強さも弱さも、喜びも悲しみも、
ポジティプもネガティブも全てを包含する丸ごとのこころ。
どんな出来事があっても立ち直れる、
しなやかな心。 思い込みやとらわれから自由になり、
誰もが本来持っているホールネスを取り戻すことで、
あなたが望む未来へ向かうことができるのです。
石川美樹が尊敬するダライ・ラマ法王は、ある講演会で「法王でも不安になったりすることはありますか?」との質問に対し、こんな風に答えました。
「もちろんあります。怒ることもあります。いらだちや怒りが来ては去ります。それは海のようです。海では波が寄せては返しています。しかし海の底の方は穏やかです。私にも感情の波はありますが奥底では静かなのです。」
このダライ・ラマ法王のこころの状態こそまさにホールネスであると私は思っています。そしてこの海が深ければ深いほど揺るぎないホールネスになるのではないでしょうか。