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強さも弱さも、喜びも悲しみも、ポジティブもネガティブも──
そのすべてを丸ごと受けとめ、しなやかに生きる心のあり方を「こころのホールネス」と呼びます。
どんな出来事があっても立ち直れる力。
思い込みやとらわれから自由になり、本来の自分を取り戻すことで、
あなたは望む未来へと進むことができます。
この違いは、心のあり方だけでなく、身体や行動、そして人生全体に影響します。
 
    
心がホールネスの状態
 
    
ホールネスが失われた状態
──インナーチャイルドと無意識の記憶
私たちの思考と行動の約97%は、無意識の記憶によってつくられています。
    その中に「幼少期の心の痛み」があると、
    心はその痛みを避けようとしすぎてバランスを失い、ホールネスが歪んでしまうのです。
代表的なのが「幼少期に傷ついたこころの記憶=インナーチャイルド」。
この傷によって作られたセルフイメージや信念が、
生きづらさを繰り返す原因になります。
 
    
心・身体・未来をつなぐ《統合型ホールネス・セラピー》
私は24年間で5,800人以上のカウンセリングを行い、
    認知心理学・認知神経科学・社会心理学・脳科学・NLP(神経言語プログラミング)
    などをもとに体系化した独自のメソッドは、身体アプローチも統合して、
人が“本質的に変化するプロセス”を体系化してきました。
その中で見えてきたのが、こころのホールネスを整えるための3つの柱です。
こころのホールネスを整えるためには、
「心・身体・未来」の3つの領域からアプローチすることが大切です。
幼少期の心の傷(インナーチャイルド)や無意識の信念にやさしく光を当て、
「なぜ私はこう感じるのか?」を理解することで、
無意識に繰り返してきた反応パターンをほどいていきます。
心の構造が見えると、不安や怒りは“安心”に変わっていきます。
    癒しとは、痛みを消すことではなく、“仕組みを理解して安心を取り戻すこと”なのです。
    
心の記憶は、身体にも深く刻まれています。
ポリヴェーガル理論やソマティック・マーカー仮説が示すように、
身体は「安全」「危険」を神経レベルで覚え続けます。
いくら前向きに考えても、身体が“まだ危険だ”と感じていれば、行動は止まってしまう。
石川メソッドでは、呼吸・体感・神経調整などを通して、
身体に「今は安全だよ」と伝えるワークを大切にしています。
身体が安心を思い出すと、心も自然に動き出します。
癒しの先には、「これからどう生きたいか」を描き直す段階があります。
過去を変えるのではなく、未来へのゴールを明確にすることで、
過去の出来事が“意味ある経験”に変わっていきます。
この3つの柱を通して、心と身体と未来を統合していくのが、
石川メソッドの中核です。
    生きづらさや「うまくいかない」原因の多くは、過去のこころの傷にあります。
    その傷によってこころのホールネスが失われると、望ましくない行動を繰り返してしまうのです。
しかし、過去の傷を癒すことも大切ですが、癒されただけでは未来の一歩につながりません。
    
    私のメソッドでは、未来のゴールイメージを描き、
    そこへ向かうために「行動そのものを変えていく」ことを重視しています。
    
    近年「ポジティブ思考」が推奨され、自己啓発本やビジネス書でも大きなテーマになっています。
    しかし「ネガティブは悪」として切り捨ててしまうことは、かえって心を追い詰めることにつながります。
    本来、人はポジティブもネガティブも両方を持ち、それらをバランスよく含んで生きています。
    大切なのは「どちらも丸ごと抱えながら調和させること」──これこそがホールネスの状態です。
    自己肯定感は「できる自分・役に立つ自分」を条件つきで認める感覚。
    しかしこの感覚だけを追い求めると、「できない私はダメ」と自分を否定してしまい、かえって苦しみが増します。
    自己受容感は「できる私」も「できない私」も、強さも弱さも、まるごと受け入れる感覚。
    どんな状態でも「私は私でいい」と思える安心の土台になります。
    ◆クライアントさんのケース◆:
    ある方は「人の役に立たなければ存在価値がない」と思い込み、常に頑張り続けて疲れ切っていました。
    しかしセッションで「できない私を受け入れてもいい」と気づいた瞬間から、力が抜けて人間関係がぐっと楽になったのです。
    この「自己受容感」こそが、こころのホールネスを支える大切な柱です。
    
    👉 自己肯定感と自己受容感の違い(note記事)
 
    
 
    
ポジティブ・ネガティブを分けず、
どんな自分も受け入れながら生きること。
それが、しなやかで折れない「こころのホールネス」です。
あなたも、自分のホールネスを取り戻し、
 
    
    
    ダライ・ラマ法王は「怒りや不安もやってくるが、やがて去る。それは海の波のようなもの。海の底は静かで穏やかです」と語られました。
    この揺るぎない心のあり方こそ、まさにホールネスの姿だと私は考えています。
