「人に必要とされたい」と苦しいあなたへ|承認欲求とインナーチャイルドの関係

 「人に必要とされたいのに、誰からも必要とされていない気がする」
そんな思いに苦しんでいませんか?

承認欲求そのものは、人が生きるうえでとても自然で大切な感情です。
しかし、それが満たされないと「私なんて必要とされない人間なんだ」という自己否定につながり、心をどんどん苦しくしてしまいます。

 

実は、この「必要とされたい」という気持ちの背景には、幼少期に作られた心の記憶が深く関わっていることが多いのです。  

 

幼少期の心の傷が、大人のあなたの行動に影響を与えること、それを、
「インナーチャイルド」と呼びます。(※正確には心理学用語ではありませんが、現在では心理学用語として扱われることも多くなってきました。)
  

もし「インナーチャイルドって何?」と思われた方は、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。  

▶︎ [公認心理師石川が考えるインナーチャイルドとは?]

 

このブログでは、幼少期の記憶がどのように「必要とされたい」という思いにつながっているのかを、分かりやすく説明していきます。  

 


なぜ「人に必要とされたい」と感じるのか?

 

「人から必要とされること」は、生きる力を与えてくれる大切なものです。  

 

たとえば、東日本大震災のあと、家を流され家族を失った人たちが再び立ち上がるとき、  

「◯◯さんが獲るサンマを食べたい!」  

「◆◆さんがおもてなしをする旅館にまた泊まりたい」  

「□□さんが作るコットンタオルが重宝するんです!」  

そんな声にどれほど勇気づけられたかを語っていました。  

 

大きな出来事だけではありません。  

- 子育てでくたくたの毎日、「あなたがいてくれるから助かる」と言われたとき  

- 職場で、自分の意見が役に立ったと感じられたとき  

- 友人から「あなたに話すと楽になる」と感謝されたとき  

 

人は「必要とされること」で、大きな勇気や充実感を得られます。  

だからこそ「人に必要とされたい」と願うのは、とても自然なことなのです。

 


「必要とされたい」が苦しみに変わる理由

 

ところが、この「必要とされたい」という気持ちを  

「今の私にはないから欲しい」という不足の前提で求めてしまうと、  

心はかえって苦しくなっていきます。

  • 誰かが必要としてくれないと幸せになれない

  • 誰かに認められないと自分には価値がない

 

そんな思いが強くなると、自分の人生のハンドルを他人に明け渡してしまうことになります。

 


承認欲求とインナーチャイルドの関係

 

「必要とされたい」という思いが強すぎて苦しいとき、その根底にはインナーチャイルド(幼少期に傷ついた心の記憶)が隠れていることがあります。  

 

たとえば、仮名・よしこさんの例です。  

よしこさんは幼い頃、仕事で忙しいお母さんのために一生懸命お手伝いをしていました。  

でも完璧主義のお母さんは、自分の思った通りの出来栄えでなければ決して褒めてくれません。  

「役に立たない子ね」と突き放されることさえありました。  

 

その経験からよしこさんは、  

「私は誰の役にも立てない」  

「人に必要とされない子なんだ」  

という思い込みを心の奥に抱えてしまったのです。  

 

大人になってからもその記憶が影響し、  

「誰かに必要とされなければ、私は存在価値がない」  

と感じて苦しくなってしまう。  

 

これが、インナーチャイルドが承認欲求に深く影響する典型的なパターンです。

  • きょうだいが優先され、構ってもらえなかった経験

  • どんなに頑張っても褒めてもらえず、スルーされ続けた経験

  • 「いい子」でいることが当たり前とされ、存在を認めてもらえなかった経験

 

こうした体験が、「私は誰からも必要とされない人間だ」という誤った自己イメージを作ってしまうのです。

 


「人から必要とされる人」になるためにできること

 

本当に欲しいのは「誰かに必要とされること」ではなく、そこから得られる 人生の充実感 です。

そのためには、まず「人に必要とされたい」という受け身を手放し、自分から「誰かを必要とする」「誰かに価値を伝える」ことを始めてみましょう。

  • 「あなたがいてくれるから安心するよ」

  • 「いつもありがとう」

  • 「あなたがしてくれることが、私にとって大切なんだ」

 

小さな一言で構いません。  

自分から“必要としてあげること”を外に出すと、不思議と自分も「必要とされる人」になっていきます。  

 

とはいえ、確かに、自分から「誰かを必要とする」「ありがとうを伝える」ことは大切だと分かっていても、  

それが難しく感じる人もいるのではないでしょうか。  

 

「もらっていないのに、どうやって与えられるの?」  

と感じる人もいると思います。  

 

それは当然のことです。  

 

幼少期に「そのままのあなたでいいんだよ」という安心感や、  

きちんと必要とされる体験を受け取れなかった人は、  

その感覚をそもそも知らないのです。

幼少期の親との愛着形成不全です。このお話しはまた別のところでお話ししますが、  

 

もらっていないのだから、与えることが難しく感じて当たり前。  

あなたが悪いわけではありません。  

 

だからこそ、まずはその「与えられなかった心の部分」に光をあてることが必要なのです。  

インナーチャイルドを癒し、欠けていた安心感を取り戻すことで、  

自然と「与えることができる人」に変わっていきます。  

 

 

「『人に必要とされたい』という思いは、実は『誰からも必要とされていない』という孤独感と表裏一体です。 
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。

  


まとめ|本当の自分を取り戻すために

 

「人に必要とされたい」という気持ちは、弱さではありません。  

それは、幼少期に傷ついたあなたのインナーチャイルドが発しているサインです。  

 

頭では「手放したほうがいい」と分かっていても、どうしても行動できないことがあります。  

そんなときは、あなたの心の奥にある声に、やさしく光をあてることが必要です。 

 

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