何をやっても中途半端なんです、、、

2019年9月4日メルマガにて配信

 

こんばんは。
アクアとおんの石川美樹です。

残暑厳しくまだまだ暑い日が続きますが、
空は高くなり、赤とんぼが飛び始め、夜には虫の声が響き渡るようになりましたね。
皆さんはいかがお過ごしですか?


さて、本日のメルマガは、

何をやっても中途半端なんです、、、

 
というタイトルでお届けしようと思います。


何を隠そう、この私がそうだったのです。
今でこそ、何をもって「中途半端なの?」とクライアントさんに問いかけることができますが、
昔は「私って何をやっても中途半端で、何一つ続けれたものってないな」って思っていたんです。

この、自分で自分のことをどう見ているかを、
セルフイメージと言いますが、

このセルフイメージが、

自分に力を与えてくれるものか?
いや、自分から力を奪ってしまうものなのか?

により、何か行動する時、
潜在的なパワーを発揮する力に大きな差が出てしまいます。


本日は、そのセルフイメージの中で、

《私は、何をやっても中途半端だ》

というセルフイメージを持っている方のお話しをしましょう。



まず《中途半端》という言葉を Weblio 三省堂大辞林で引いてみました。

  • 物事が完成していないこと
  • 徹底していないでどっちつかずでいるさま(態度)

とあります。

この辞書の表現どおり、
私のところにセッションにいらっしゃる方が表現する《中途半端》にも2パターンあり、

  1. そこそこしかできないことを中途半端と表現する人
  2. 続けられないことを中途半端と表現する人

に分かれます。

1の方は、いろんなことにチャンレンジするけど、
気づいたら、あれ? どれもそこそこで《中途半端》じゃん?
私、何一つ人前で自信を持ってできるものがない、、、。
そんな自分を《中途半端》と言います。

例えば、ピアノはそこそこ弾けるけど人前で演奏できるほど上手ではないとか、
心理学とかコーチングとか勉強してるけど、仕事としてクライアントを持つほどでもない。
このような状態です。

次に2の方ですが、
2の方は1のような人のことを《中途半端》とは言いません。
「だって、そこそこでもずっと続けている何かがありますよね」と言います。
2の方は、何か一つのことを続けることができず、途中でやめて繋がっていないことを《中途半端》と言います。

例えば、ピアノは習っていたけど嫌で辞めてしまい今は弾けないとか、
心理学もコーチングも学んでみたけど、私には合っていないと思って勉強は辞めてしまった。
このような状態です。


しかしこの2つはパターンが違えど、
《中途半端》のどんなところが嫌なのかを心の奥へ掘り下げていくと、
ある同じパターンが見えてくるのです。

  • ちょっとでも嫌だと思うとすぐに諦めるところ
  • 楽な方に逃げるところ
  • わかりやすい肩書きがない(幼稚園の先生など)ところ
  • 自慢できるものがないところ
  • 何かを成し遂げた達成感がないところ
  • etc 

先ほど、セルフイメージが潜在的なパワーを発揮する力に大きく左右するとお伝えしましたが、
《私は、何をやっても中途半端だ》の中には、
ロシアの人形マトリョーシカの入れ子にように、

  • 私は嫌だとすぐに諦める
  • 私は楽な方に逃げる
  • 私は認められるには肩書きがなければならない
  • 私は自慢できるものが何一つない
  • 私は何かを成し遂げることができない人だ

など、さらに自分から力を奪うようなセルフイメージ、
そして信念,価値観でいっぱいになっていることに気付かされます。

 

その自分から力を奪うようなセルフイメージは、
一体、どのようにできてしまったのでしょうか?

通常、セルフイメージは人がたどった人生経験から作り上げられますが、
その中でも、自分から力を奪うようなセルフイメージは、
幼少期の心の傷の経験が原因で負の連鎖が始まり、
そこから作られてしまったものがかなり多く含まれているのです。


では、ここでクライアントAさんのお話しをご紹介します。

==============

A子さんは、宿題をすませずゲームをやっている息子さんを見るとつい怒りが爆発すると言います。
なぜかと言うと、 宿題が嫌という理由でやらないな人だと、
私みたいに、何もかも《中途半端》で終わってしまう人生になるとのこと。

A子さんの人生は何一つ達成したものはなく、
結婚だって離婚してしまったのでこれも中途半端だとおっしゃいます。

A子さんの幼少期のお話しを深く掘り下げいくと、
なんと、Aさんはお母様から、

「お前は嫌だとすぐだらだらする」とか、
「お前はすぐ楽な方に逃げるんだから」とか、
「だから、なんでも中途半端なんだよ」といつも怒られていたことを思い出したのです。

A子さんとしては、ちょっとだけ漫画を読んだら宿題やろうと思っていても、
漫画を読んでいる姿を見るだけで、お母様の怒りは爆発し、
「お前は、お前は、お前は、、、、」となってしまい、
その言葉は、Aさんが作り上げるセルフイメージに大きく影響を及ぼすこととなってしまったのです。

子供の頃のAさんは、
お母様のその言葉を元にセルフイメージを作り上げてしまうのですが、
そのイメージには、お母様の抑圧から萎縮した
負のエネルギーもプラスされているので、
自分から力を奪うようなものとなってしまうのです。

すると今度は、そのイメージを通して世の中を見てしまうので、
例えばピアノの発表会で緊張のあまり失敗してしまった時、

「やっばり、私は練習が嫌で逃げたから失敗したんだ」とか、
「やっぱり、私は中途半端な演奏をしてしまった」

のように、「やっぱり」という言葉を使って、
自分から力を奪うような捉え方をしてしまうような負の連鎖に陥ります。

そして、中途半端な自分を見ることが痛みになるので、
そんな自分を見るのを避けたくなり、

「じゃ、最初からやらない、、、、」

と、中途半端を失敗と捉え、それを怖がり、
行動自体をやめ、負の連鎖から逃れられなくなってしまうのです。

そして時は流れ、、、、。
自分の息子に過去の自分を投影し、
それが怒りになってしまっていたのです。

いかがでした?


このように、
《私は、何をやっても中途半端だ》というセルフイメージや、
《私は嫌だとすぐに諦める》《私は楽な方に逃げる人》などの、
自分から力を奪うようなセルフイメージや価値観、信念は、
幼少期の心の傷の経験が原因で、そこから負の連鎖が始まり作られてしまうとが多いと私は考えています。

 

では、
「そんな負の連鎖から解放されたい!」

と思っている人はどうすればいいのでしょうか?


まずは、自分が自分で抱いている、
自分から力を奪うようなセルフイメージに対して、

「これ、本当かな?」

と、疑って見ることが大切な作業となります。

幼少期から長い時間をかけて、そのセルフイメージを強化していますので、
無意識に、自分は《私は、何をやっても中途半端だ》と、
反応で勝手にそう思ってしまいます。

実はAさん。ずっと続けているものがいつくもあったのに、
それは好きなことだからと、続けていることに対して認めることはせず、
自分を中途半端な人の方へと無意識に導いてしまっていたのです。

ですから、まずはそのセルフイメージを疑うこと!!
疑うことで、その反応が少し緩みます。

これ、とっても、とっても大切な作業です。
ここをやらずして、プラスのイメージを無理やり自分に刷り込んだとしても、
自分から力を奪うイメージを軸に、それを隠すように新しいイメージを作り上げるだけです。
そんなことをしてしまえば、
「なんだか仮面を被って生きているようでしっくりこない」など、
無意識の抵抗に合うでしょう。

まずは、大切な最初のステップ。

「これ、本当かな?」

と、少しだけ考えてみる。
すると解決の糸口が見えはじめることでしょう。

ちょっとだけていいのでやってみてくだいさね。

 

では、本日はここまで。
(反省、、、、また文章が長くなってしまった、、、)

 

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