入院時の差額ベット代でモメないために知っておきたいこと

2017年11月6日にメルマガにて配信

 

アクアとおんの石川美樹です。

 

大変ご心配をおかけしましたが、

10月31日で1ヶ月の入院生活から完全退院となりました。

 

皆様にはご迷惑をおかけしましたが、

当分の間、外来でのリハビリを続けながら

徐々にワークショップと個人セッションを再開していこうと思いますので、

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

今回の入院では、

私の人生史上、こんなに引き寄せの法則が働くの!!と

思うくらい、びっくりな体験が続出でした。

 

詳しい話は、

話が長くなってしまいますので、

また別の機会にお話させいただきたいのですが,

今回のメルマガは、直接のインナーチャイルドのお話というより、

ぜひみなさんに知っておいていただくことで、

今後、下手に、インナーチャイルドが我慢させられないこともあるかと思い、

入院生活の最後に体験した

あることをお話ししておこうと思います。

 

 

 

インナーチャイルドの改善に関わらず、

成功する人の秘訣として、

 

【心理面】の改善が80% 。

残りの20%は【知識】を身に付けること。

 

と、言われたりしています。

 

知識が足りないから成功へ導かれなかったり、

無知であることから

心理面にも悪影響を及ぼしたりしてしまうのです。

 

ですから、

インナーチャイルドが暴れないためにも

心理面の改善の他に、

知識を持つこともとても重要な要素となるのです。

 

今回お話することは、

その知識の一つとして、

 

【入院時の差額ベット代】の知識をお話したいと思います。

 

 

 

みなさんもこんな話しを聞いたことがありませんか?

 

入院時に、

 

「健康保険適用になるお部屋が満室なので、

 差額ベットがかかるお部屋しか空いておりません、、、、」

 

と言われ,

治療してもらうには

「仕方ないわ」と渋々サインし、

自費の差額ベット代を自己負担するケースです。

 

実は私、、、、

上記のケースではなかったのですが、

退院の前日に渡された請求書を見て、

目玉が飛び出るほどびっくりさせられました。

 

【室料差額】のところに記載があるではませんか!!?

私の場合は入院期間が長かったので結構な金額です。

 

 

「え? これなんですか?

 あのお部屋は大部屋だって確認したつもりですが、、、、」

 

「あの、、、石川様。

 差額ベット代の書類にサインされてますよね?

 サインがあるということは、

 承諾されてご入室されたということです」

 

ということになりびっくり。

 

ICUからその部屋に入った時のやりとりを書くと

長くなってしまうのではしょりますが、

 

私は健康保険適用にならない

差額ベット代がかかる部屋を希望した覚えは全くないのに、

蓋を開けてみると、

気がつけばその承諾書にサインをしていたことです。

 

 

納得いかない、、、、。

 

 

ということで、

支払いの翌日まで時間があるので、

ネットで調べてみると、

いろんなトラブルがたくさんあるのですね。

 

 

調べた結果、

 

厚生労働省が病院へ渡している通知の中に、

差額ベット代に関する項目があり、

 

 

【病院が患者に対して差額ベット代金を請求できるのは、

 患者自らが差額ベット代金のかかる部屋を希望して

 同意書にサインをした時だけ】

 

 

と明記されています。

 

ですから、

 

治療の必要性がある時や患者の希望がない場合は

差額ベット料金のかかる病室に入院していたとしても

差額ベット代金を請求されることはありませんし

支払う必要もないとのこと。

 

つまりよく巷で聞く、

 

「健康保険適用になるお部屋が満室なので、

 差額ベットがかかるお部屋しか空いておりません、、、、」

 

と言われて、

差額ベット代がかかる部屋を案内されることが

そもそもあってはならないのです。

 

あるサイトに、

困ったことがあれば

病院のある都道府県の地方厚生局に

問い合わせするといいと書いてあったので、

さっそく、病院のある管轄の地方厚生局に電話を入れてみました。

 

 

お役所というと無愛想というイメージがありましたが、

親切丁寧に、熱く語ってくれ、

 

私の場合は、ICUから一般病棟に移るという段階での病状は、

医療行為がまだ必要な状態です。

差額ベット代がかかる部屋に入ったとしても、

そもそも同意書にサインさせられるなんてことはあってはならないとのこと。

ましてや、病棟を移る時に部屋の希望など聞かれず、

勝手に通された部屋です。

 

「病気という状態を人質にとって

 有無を言わせない状態でサインさせてる状態ですよ。怒

 そもそも健康保険は、どんな人にも等しく受けられる制度なんです!!」

 

もし、支払い時に揉めたら、

その場でこちらに電話をくださいとのことでした。

 

地方厚生局のかた。

とってもお世話になりました。

 

 

上記のことを、病院側に伝えると、

 

結果、案内した看護師の説明が足りなかったということになり、

9月分の返金と10月分は請求書の差し替えをしてくれましたが、

どこの病院も経営のことを考えると

どさくさに紛れ、患者からサインをとり、

希望したように見せかけている、、、

ということが横行しているようです。

 

私が入院した病院では、

「そのようなことは一切ありません。

 今回は、ただ単に看護師の説明不足でした、、、、」

とのことです。笑

 

 

希望と、同意は全く違います。

特に患者である場合は、

同意ではなく、渋々同意になりますからね。

 

 

みなさんも、

ご自分、またはご家族が入院され、

このようなケースが起こった時、

この知識があるのとないのとでは医療費が大きく変わってきます。

 

特に入院が長期になると

ほんと、目玉が飛び出る金額になるのですが、

 

「命が助かっただけでもよかった」と言って泣き寝入りです。

 

 

日本には素晴らしい医療保険制度があり、

医療費が高額になる人には、

一定の金額以上医療費が嵩まないよう、

高額療養費制度もあります。

しかし、せっかくの高額療養費制度があるのに、

差額ベット代の自己負担が医療費の数倍になるなんて!!!!!!

 

 

突然の入院。

突然の手術。

突然の病気。

 

そんな時、

少しでもこの知識があるだけで、

ただでさえ、弱っている心と体にダメージを増やさないためにも、

知識を持つこと。

 

今回は、そんな、私が体験した

差額ベット代のお話しでした。