「人に必要とされたいのに、誰からも必要とされていない気がする」
そんな思いに苦しんでいませんか?
承認欲求そのものは、人が生きるうえでとても自然で大切な感情です。
しかし、それが満たされないと「私なんて必要とされない人間なんだ」という自己否定につながり、心をどんどん苦しくしてしまいます。
実は、この「必要とされたい」という気持ちの背景には、幼少期に作られた心の記憶が深く関わっていることが多いのです。
幼少期の心の傷が、大人のあなたの行動に影響を与えること、それを、
「インナーチャイルド」と呼びます。(※正確には心理学用語ではありませんが、現在では心理学用語として扱われることも多くなってきました。)
もし「インナーチャイルドって何?」と思われた方は、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
このブログでは、幼少期の記憶がどのように「必要とされたい」という思いにつながっているのかを、分かりやすく説明していきます。
「人から必要とされること」は、生きる力を与えてくれる大切なものです。
たとえば、東日本大震災のあと、家を流され家族を失った人たちが再び立ち上がるとき、
「◯◯さんが獲るサンマを食べたい!」
「◆◆さんがおもてなしをする旅館にまた泊まりたい」
「□□さんが作るコットンタオルが重宝するんです!」
そんな声にどれほど勇気づけられたかを語っていました。
大きな出来事だけではありません。
- 子育てでくたくたの毎日、「あなたがいてくれるから助かる」と言われたとき
- 職場で、自分の意見が役に立ったと感じられたとき
- 友人から「あなたに話すと楽になる」と感謝されたとき
人は「必要とされること」で、大きな勇気や充実感を得られます。
だからこそ「人に必要とされたい」と願うのは、とても自然なことなのです。
ところが、この「必要とされたい」という気持ちを
「今の私にはないから欲しい」という不足の前提で求めてしまうと、
心はかえって苦しくなっていきます。
誰かが必要としてくれないと幸せになれない
誰かに認められないと自分には価値がない
そんな思いが強くなると、自分の人生のハンドルを他人に明け渡してしまうことになります。
「必要とされたい」という思いが強すぎて苦しいとき、その根底にはインナーチャイルド(幼少期に傷ついた心の記憶)が隠れていることがあります。
たとえば、仮名・よしこさんの例です。
よしこさんは幼い頃、仕事で忙しいお母さんのために一生懸命お手伝いをしていました。
でも完璧主義のお母さんは、自分の思った通りの出来栄えでなければ決して褒めてくれません。
「役に立たない子ね」と突き放されることさえありました。
その経験からよしこさんは、
「私は誰の役にも立てない」
「人に必要とされない子なんだ」
という思い込みを心の奥に抱えてしまったのです。
大人になってからもその記憶が影響し、
「誰かに必要とされなければ、私は存在価値がない」
と感じて苦しくなってしまう。
これが、インナーチャイルドが承認欲求に深く影響する典型的なパターンです。
きょうだいが優先され、構ってもらえなかった経験
どんなに頑張っても褒めてもらえず、スルーされ続けた経験
「いい子」でいることが当たり前とされ、存在を認めてもらえなかった経験
こうした体験が、「私は誰からも必要とされない人間だ」という誤った自己イメージを作ってしまうのです。
本当に欲しいのは「誰かに必要とされること」ではなく、そこから得られる 人生の充実感 です。
そのためには、まず「人に必要とされたい」という受け身を手放し、自分から「誰かを必要とする」「誰かに価値を伝える」ことを始めてみましょう。
「あなたがいてくれるから安心するよ」
「いつもありがとう」
「あなたがしてくれることが、私にとって大切なんだ」
小さな一言で構いません。
自分から“必要としてあげること”を外に出すと、不思議と自分も「必要とされる人」になっていきます。
とはいえ、確かに、自分から「誰かを必要とする」「ありがとうを伝える」ことは大切だと分かっていても、
それが難しく感じる人もいるのではないでしょうか。
「もらっていないのに、どうやって与えられるの?」
と感じる人もいると思います。
それは当然のことです。
幼少期に「そのままのあなたでいいんだよ」という安心感や、
きちんと必要とされる体験を受け取れなかった人は、
その感覚をそもそも知らないのです。
幼少期の親との愛着形成不全です。このお話しはまた別のところでお話ししますが、
もらっていないのだから、与えることが難しく感じて当たり前。
あなたが悪いわけではありません。
だからこそ、まずはその「与えられなかった心の部分」に光をあてることが必要なのです。
インナーチャイルドを癒し、欠けていた安心感を取り戻すことで、
自然と「与えることができる人」に変わっていきます。
「『人に必要とされたい』という思いは、実は『誰からも必要とされていない』という孤独感と表裏一体です。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
「人に必要とされたい」という気持ちは、弱さではありません。
それは、幼少期に傷ついたあなたのインナーチャイルドが発しているサインです。
頭では「手放したほうがいい」と分かっていても、どうしても行動できないことがあります。
そんなときは、あなたの心の奥にある声に、やさしく光をあてることが必要です。
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